仕訳対策教材「重要仕訳TOP100」

簿記2級 重要仕訳TOP100「新株発行(増資時)」

2021年5月に重要仕訳TOP100の構成を見直した結果、「新株発行(増資時)」の重要度はAランクからBランクに変更になりました

仕訳問題

難度:高・中・

重要度:A・B

株式500株を1株あたり ¥ 10,000 で発行し、払込金の全額が当座預金口座に振り込まれた。また、株主を募集するために現金で支払った広告宣伝費 ¥ 220,000 は、当期の費用として処理することにした。

勘定科目は次の中から最も適当なものを選びなさい。
現金 当座預金 普通預金 のれん
資本金 資本準備金 利益準備金 広告宣伝費
創立費 株式交付費 開業費 開発費

解答仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金 5,000,000 ※1 資本金 5,000,000
株式交付費 220,000 現金 220,000

※1 @10,000円×500株=5,000,000円




解説

新株発行(増資時)に関する問題です。

本問は、取引を「払込金に関する取引」と「株式交付費に関する取引」の2つに分けて考えましょう。

払込金に関する取引

本問は払込金に関する特別な指示がないため、原則どおり、払込金の全額を資本金で処理します。

資本金と資本準備金の両方を計上するのは、「会社法に規定する最低限度額を資本金に計上する」などの特別な指示がある場合だけです。問題を解くさいは指示があるかないかを必ず確認しましょう。

払込金=@10,000円×500株=5,000,000円

解答①:払込金に関する仕訳
(借)当座預金 5,000,000
 (貸)資本金 5,000,000

株式交付費に関する取引

株式交付費とは「会社設立後、新たに株式を発行するために要した費用」をいい、株主募集のための広告宣伝費や金融機関・証券会社への取扱手数料などがこれに該当します。

本問は、問題文に「株主を募集するために現金で支払った広告宣伝費 ¥ 220,000 は、当期の費用として処理する」とあるので、広告宣伝に要した費用を株式交付費で処理します。うっかり広告宣伝費で処理しないように気をつけましょう。

解答②:株式交付費に関する仕訳
(借)株式交付費 220,000
 (貸)現金 220,000

まとめ

以上、①②の仕訳をまとめると解答仕訳になります。

田口先生1
田口先生
設立時の新株発行の仕訳は、新株発行(設立時)で出題しています。どちらも「払込金の処理」と「発行にかかる費用の処理」の2点がポイントです。

管理人おすすめの仕訳問題集

究極の仕訳集 日商簿記2級
究極の仕訳集 日商簿記2級
2021年度の試験から仕訳問題の配点が増えた(20点→32点)ことにより、仕訳対策の重要性が更にアップしました。

スマホで仕訳対策をすることももちろん可能ですが、電波や表示領域のことを考えると「紙の教材のほうが勉強しやすい」という方も多いと思います。

そんな方には、TAC出版の仕訳問題集「究極の仕訳集 日商簿記2級」をおすすめします。

重要仕訳TOP100と同様に、重要度に応じて「Aランク」「Bランク」に分類された仕訳問題が、商業簿記209問、工業簿記32問も収載されています。

書籍の大きさもコンパクトサイズ(縦が約18cm、横が約11cm)なので、小さいバッグなどにも入れやすくて持ち運びしやすいです。ちょっとした空き時間を有効活用したい方にもおすすめの1冊です。

重要仕訳TOP100 全問リスト

1.商品売買(全11問)
2.債権・債務(全12問)
3.外貨建取引(全4問)
4.有価証券(全9問)
5.固定資産(全22問)
7.社会保険・税金(全8問)
8.純資産(全10問)
9.本支店会計(全3問)
10.その他(全5問)
11.工業簿記(全10問)
簿記2級 重要仕訳TOP100
教材の割引キャンペーン情報

資格の学校TACの直販サイト「CyberBookStore」では、TAC出版の簿記2級の教材を割引価格(定価の10%~15%オフ)&冊数に関係なく送料無料で購入することができます。

基本教材をまとめて15%オフ&送料無料で買うもよし、予想問題集を1冊だけ10%オフ&送料無料で買うもよし。簿記2級の教材をお得に買いたい方は要チェックです!

ご投稿いただいたコメント

  1. asagao より:

    簿記2級 重要仕訳100 Bランク 2021年6月3日更新分の 第1回 4問目の質問です。
    自分では、創立費と回答し、間違えました。
    そこで質問です。この問題の文面で(増資)分か迷ったのですが、どの箇所で(増資)と判断すればよいか、考え方・判断基準を教えていただけないでしょうか?お願い致します。

    • 田口泰久(管理人) より:

      コメントありがとうございます。
      設立時の新株発行の処理を問う場合は、問題文に「会社の設立にあたって」などの指示が入ります。
      本問のように特別な指示がない場合は、(会社設立後の)増資時の新株発行と判断して仕訳を考えてください。

ご質問・ご感想の投稿フォーム

メールアドレスが公開されることはありません。